今後の活動について
世界遺産登録を目指した調査・研究
 長崎の教会群は建築的にも、その背景にあるカクレキリシタン文化も世界に類を見ない固有のものがあります。これらを調査・研究することにより、世界遺産にふさわしいものであることをアピールすることが登録を促進します。


教会に興味を持つ人々との連携
 教会に関心を寄せる人々による「長崎の教会群を愛する会」若しくは「教会群ファンクラブ」といった会を設立し、長崎の教会に関する情報を交換することなどにより、世界遺産登録に向けた運動を高めていくことが重要です。たとえば、現地の教会を訪ねて登録に向けた課題を議論するなど、楽しみながら運動の裾野を広げることも考えられます。


一般の人々へのアピール
 一般の人々にも関心を持ってもらう必要があります。各種の情報誌に取り上げてもらうとともに、教会巡りツアーなどを行うことも考えられます。その際、参加者の理解と興味を深めるため、教会設立の背景や建物の見どころ等を解説したガイドブックや同行ガイドを準備することも課題です。


国際交流の推進
 ヴァチカン、あるいはド・ロ神父やマルマン神父を送り出したパリ外国宣教会も教会の文化的価値を重視しており、長崎の教会を世界的レベルで認知してもらうよう働きかけることも重要です。また、400年以上前、長崎の天正遣欧使節が訪問した都市や教会の多くは世界遺産に登録されており(表7を参照)、交流を深めることも一助になります。


組織の整備
 市民による主体的な活動を長続きさせるとともに、企業の賛助を得るためには、組織や財政基盤を確かなものにする必要があり、将来的には特定非営利法人(NPO)を設立することも検討課題です。