世界遺産条約関係省庁連絡会議の決定を受けて

 すでにマスコミ報道等でご承知の通り、去る9月17日に外務省で開催された標記会議において、「長崎の教会 群とキリスト教関連遺産」が本年度の日本国としての世界遺産(文化遺産)推薦が正式に決定されました。
 2001年9月に私たちの「長崎の教会群を世界遺産にする会」を立ち上げてから丁度13年間、長崎県及び関係市町が提 案した「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が2007年1月に世界遺産の暫定リストに登載されてからでも7年半以上、 という長い時間が過ぎました。同時に暫定リスト入りした富士山や富岡製糸工場などにも先を越されましたが、ようやく私た ちにも日が射したというところでしょうか。この20 日に「アジェンダNOVA長崎」と共同で開催した「長崎の教会群 世界遺産への道」の集いでも、この結果報告に参加者一同がお祝いの気持ちを重ねたところ でした。
 もちろん本当の正念場はこれからです。この9月末までにユネスコの世界遺産センターに推薦書(暫定版)を提出しなけれ ばなりませんし、 来年2月1日までには閣議了解を経て推薦書(正式版)を提出することが求められます。ここまで順調に進んだとしても、来年9月頃にはユネ スコから依頼された専門機関イコモスによる現地調査が持ちうけています。いずれも気の抜けない手順ですが、私たちとして もその構成資産と なっている計13の城跡・集落・教会堂を世界遺産に相応しい資産として、大切に保持していく責務の一端を担っているのはいうまでもありません。
 会員の皆様をはじめ、これまでも支援下さった関係者の方々に、ひとまずの御礼とともになお一層のご尽力をお願いする次 第です。2016 年6月頃に開催予定の第40回ユネスコ世界遺産委員会から朗報が届きますよう、今後も頑張りましょう。


 2014年9月22日
長崎の教会群を世界遺にする会 
会長    林 一馬